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第35回「NHK古典芸能鑑賞会」!

NHKホールで開催の第35回「NHK古典芸能鑑賞会」を、ひょんなことからチケットを譲っていただき、鑑賞してまいりました。人間国宝をはじめとする各分野の選りすぐりの出演者が揃った、豪華な舞台を堪能してまいりました。
人間国宝は、以下の方々です。
箏曲「八重衣」・・尺八:山本邦山さん
狂言「寝音曲」(大蔵流)・・太郎冠者:茂山千作さん
舞踊「吉原雀」・・鳥売りの男:西川扇藏さん、囃子:堅田喜三久さん
歌舞伎「心中天網島」河庄・・紙屋治兵衛:坂田藤十郎 さん

案内は、来年、落語家林家三平を襲名予定の林家いっ平さんとNHKアナウンサーの中川緑さん。二人の息もぴったり、軽快な会話を交えながらの司会進行です。
以下、パンフレットより・・・!
第1部
◇箏曲 「八重衣」
  唄と箏 : 砂崎知子
  唄と三絃 : 富山清琴、米川敏子
  尺八 : 山本邦山
石川勾当/八重崎検校箏手付
曲名 八重衣 作詞 小倉百人一首より
地歌・箏曲 京風手事物。「石川三つ物」の一つ。
小倉百人一首から「衣」の語を含んだ和歌五首を四季の順に配す。前の手事では「砧」を描写、後の手事では虫の音を描写する。後チラシは俗に百拍子といわれれる息づまる手であるが、実際には百七拍子。
八重崎 検校(やえざき けんぎょう、安永5年(1776年)頃 - 嘉永元年9月11日(1848年10月7日))は、19世紀前半に京都で活躍した盲人音楽家(地唄三味線、箏曲演奏家、作曲家)。
石川勾当の作品『八重衣』が三味線のあまりの難技巧のため、石川本人にすら弾けないほどであったため忘れ去られようとしていた。これを惜しんだ宮原検校が一計を案じ、「世間では箏の手付けの名人と讃えられているが、さすがに『八重衣』に箏の手が付けられないようでは八重崎も大したことはない」と吹聴した。それを聞いた八重崎は発奮して『八重衣』に見事な手付けを行ない、以後広く演奏される曲となった。ウィキペディア(Wikipedia)より
第一歌
●君がため 春の野 にいでて若菜 摘む わが衣手に 雪は降りつつ
 あなたにさし上げる ために、まだ寒い早春の野原に出て若菜を摘んでいる。私の衣の袖口には、雪が降りかかっています。(古今集・春・21・光孝天皇)
第二歌
●春過ぎて夏来 に け(る)らし白妙の衣 ほす てふ 天の香具山
春が過ぎて、夏がやって来たことが分かる。毎年夏になると真白な衣を乾すというあの天の香具山の麓の家々に、今日は衣が乾してあるので。 (新古今集・夏・175・持統(じとう)天皇)
第三歌
●み吉野の山の秋風 小夜更けてふるさと寒く衣 うつなり
み吉野の山から 秋風が吹き下ろし、夜も更けて、この古い都 だった里は寒さが身に沁み、衣を打つ砧の音も寒々と聞こえてくる。(新古今集・秋・483・藤原雅経(まさつね))
第四歌
●秋の田のかりほの庵(いほ)の苫(とま)をあら みわが衣手は露に濡れ つつ
秋の田の仮小屋の小屋の草葺き屋根の目が粗いので、私の衣の袖は屋根を漏れてくる夜露に濡れることよ。(後撰集・秋・302・天智天皇)
第五歌
●きりぎりす 鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしき独りかも寝む↓  ↓
こおろぎが鳴く!霜の降りる夜のむしろに、衣の 片 方の袖を下に敷いて、私は、独りで寝るのだろうかなあ。 (新古今集・秋・518・藤原良経(よしつね))

箏曲といえば、お正月に聞くか高級和食店の店内に流れているのを聞くくらいです。また、百人一首は、百人一首カルタ大会を連想します(笑)、このような百人一首を聞くと趣も違って優雅な気持になります。それと、人間国宝 山本邦山さんに注目、尺八の音に、聞き入っておりました。

◇狂言 「寝音曲」(大蔵流)
  太郎冠者 : 茂山千作
  主人 : 茂山千之丞
主人に謡を謡えといわれた太郎冠者は、酒を飲まないと声が出ないとか、妻の膝枕でなければ謡えないなどともったいをつけます。主人は太郎冠者に酒をふるまい、自分の膝に寝かせて謡わせます。主人が寝ていないと声が出ないという太郎冠者の体を起こすと、やはり声がかすれて出ません。しかし、何度も寝かしたり起こしたりしているうちに、太郎冠者が取り違えて、寝かせると声がかすれ、起こすと声が出、しまいには調子に乗って立って舞い始めてしまうのでした。

ご兄弟の息もぴったり、何時の間にやら、起きた時のかすれ声と寝たときの声が逆転です。TVでは、見たことはありますが、生狂言は、初めてです。興味がわいて、他の演目も鑑賞したいと思いました。

◇舞踊 「吉原雀」 長唄囃子連中
  鳥売りの男 : 西川扇藏
  鳥売りの女 : 花柳寿美
  唄 : 今藤尚之
  三味線 : 芳村伊十七
  囃子 : 堅田喜三久
夏の葦原に群生する「よしきり」という鳥は、その鳴き声の特徴から『葭原雀』[よしはらすずめ]などと呼ばれましたが、[よしはらすずめ]の音から、転じて「遊郭吉原の冷やかし客」もさして言うようになりました。

囃子(太鼓)の 堅田喜三久さんに注目しておりましたが、花柳寿美さんの鬘を結った方にチケットを譲っていただきましたので、鬘ばっかり見ておりました(笑)

第2部
◇歌舞伎 「心中天網島」河庄
  紙屋治兵衛 : 坂田藤十郎
  粉屋孫右衛門 : 片岡我當
  紀の国屋小春 : 中村時蔵
  河内屋お庄 : 坂東竹三郎  
  江戸屋太兵衛 : 中村亀鶴  
  丁稚三五郎 : 中村虎之介  
  五貫屋善六 : 中村寿治郎  ほか
「河庄」は近松門左衛門の世話浄瑠璃「心中天網島」の上の巻を後に上方和事狂言にしたて直した作で、上方和事の代表的作品といわれています。玩辞楼十二曲の中でも極めつけの当たり役。その芸は二代目坂田藤十郎に伝わり、三代相伝の家の芸になっている。

―大阪天満の紙屋の主人・治兵衛は、曽根崎新地の遊女・小春と三年越しの深い仲。しかし治兵衛にはおさんという貞淑な女房と二人の子供があった。小春にうつつを抜かしている間に、治兵衛の店も上手くいかなくなり、一方小春には嫌っている太兵衛という客から身請けの話が持ち上がり、どうしようもなくなった二人はついに心中の約束する・・・・・。

みどころは・・・!
まず、「魂抜けてとぼとぼうかうか」の花道の出。さすが藤十郎、二枚目役者の艶と色気を見せてくれます。次に、小春との馴れ初めを語るところが「一人語り」で、約二十分の一人芝居です。藤十郎襲名後はじめて治兵衛を演ずるとのことでした。孫右衛門の我當との掛け合いは、上方漫才のようで、息もぴったり、面白かったです。
丁稚三五郎は、藤十郎の孫の中村虎之介、長い一人芝居を堂々と演じていました。小春の時蔵は、本心を一切隠して受身一方の役、遊女の艶と情を見せる難しい役を、さすが時蔵ワールドです。

藤十郎、我當、時蔵の熱演で、ちょいと苦手な和事ですが・・・、少しその魅力がわかったような気がしました。

それと、今回の舞台は、舞台前面の上方に、唄、浄瑠璃などのセリフが映し出され、観客の理解を深めていました。
歌舞伎など古典芸能は言葉がわかりずらい面もありましたが、解消されたこと、よかったと思います。

ということで・・・!
長きのお付き合い有難うございました。
豪華で、贅沢な舞台の日本古典芸能を堪能してまいりました。

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